大阪医科大学 アドミッションポリシー
本学は、昭和2年(1927年)に開設されて以来、約9000人の医学部医学科卒業生を送り出しており、建学の精神「医育機関の使命は医学教育と医学研究であり、またその研究は実地の医療に活かすことで完成する」と学是「至誠仁術」をもとに、今後さらに発展していくことを目指しています。その建学の精神を具現化した教育目的は、「豊かな人間性を備え、人類共通の課題である健康の維持増進並びに疾病の予防と克服及び苦痛の軽減に努める人材、変化する社会に対応し最新の知識と最良の技術を生涯学び続ける人材、及び地域医療から世界に通じる研究開発にわたる領域で探究心を持って活躍する人材を育成する」ことです(学則第5条より抜粋)。
求める学生像
本学は、6年間のカリキュラムの履修を通して、教育目的に掲げた医師や医学研究者を育成するため、次のような資質をもつ人材を求めています。
- 医学を学ぶ明確な目的と意欲をもっている人
- 医学を学ぶために必要な基礎学力、応用力、思考力、判断力、表現力をもっている人
- 人に対する思いやりと豊かな人間性、および高い倫理性をもっている人
- 他の人の意見を尊重し、コミュニケーション能力を涵養できる人
- 知的好奇心と探究心をもって、自ら生涯にわたり課題の発見と解決に取り組むことのできる人
- 柔軟な思考ができ、多様化と国際化に向かう現代社会に適応できる人
大学入学までに身につけておくべき教科・科目等
本学で医学を学ぶためには、全人的な素養を身につけていることに加え、次の教科・科目について幅広い基礎学力と応用力を身につけていることが望まれます。
- 数学:数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学Bについての理解、数学的・論理的に思考し表現する能力
- 理科:物理、化学、生物についての知識、科学的知識・思考にもとづいた判断力と探求心
- 外国語:英語についての読解力・表現力と英語による基礎的なコミュニケーション能力
- 国語:日本語文章の読解力・構成力、および日本語による表現力
- 地理歴史・公民:世界史B、日本史B、地理B、現代社会、倫理、政治・経済についての基礎的な知識
入学者選抜の基本方針
本学では「求める学生像」に沿った人材を選抜するため、一般入学試験とセンター試験利用入学試験、および「建学の精神」入試を実施しています。
- 一般入学試験(前期・後期)
数学・理科・英語の学力試験により基礎学力、思考力、応用力を評価するとともに、調査書、小論文、および面接により意欲、資質、表現力を見極め、総合的な評価・判定により合格者を決定します。 - センター試験利用入学試験
大学入試センター試験により数学・理科・英語・国語・地理歴史と公民についての基礎学力を評価するとともに、調査書、小論文、および面接により意欲、資質、表現力を見極め、総合的な評価・判定により合格者を決定します。 - 「建学の精神」入試(専願制)
調査書、推薦書、志望理由書、複数回の面接、および小論文により、これまでのさまざまな活動、資質、表現力を見極めるとともに、基礎学力については大学入試センター試験の数学・理科・英語・国語・地理歴史と公民の結果を参考にして、総合的な評価・判定により合格者を決定します。なお、「建学の精神」入試(専願制)では、本学の建学の精神に賛同し、「是非とも大阪医科大学において学びたい」という明確な意志を持っていることを重視します。