アドミッションポリシー
目次
金沢大学のアドミッションポリシー
① 金沢大学憲章と教育の理念
1862(文久2)年、加賀藩彦三種痘所の設立をもって大学の創基とする金沢大学は、旧制第四高等学校を含む様々な前身校を源流として1949(昭和24)年に新制金沢大学となりました。
150年以上に及ぶ金沢大学の教育研究と社会貢献は、そのありうべき姿を、現在、金沢大学憲章は、その前文で大学全体の進むべき道をこう宣言しています。
「金沢大学は、本学の活動が21世紀の時代を切り開き、世界の平和と人類の持続的な発展に資するとの認識に立ち、「地域と世界に開かれた教育重視の研究大学」の位置付けをもって改革に取り組むこととし、その拠って立つ理念と目標を金沢大学憲章として制定する。」
この憲章に謳われた教育理念とは、以下のものに他なりません。
「金沢大学は、学生の個性と学ぶ権利を尊重し、自学自習を基本とする。また、教育改善のために教員が組織的に取り組むFD活動を推進して、専門知識と課題探求能力、さらには国際感覚と倫理観を有する人間性豊かな人材を育成する。」
② 金沢大学(グローバル)スタンダート(KUGS)と求める人材像
さらに、教育の国際化とグローバル人材育成が声高く叫ばれている今、金沢大学は、上に掲げた大学憲章を現在の状況における人材育成方針としてより具体化するために、金沢大学(グローバル)スタンダートを定めました。これは、各学域学類のアドミッションポリシーの源泉樽、大学全体のアドミッション・ポリシーとなるものです。
金沢大学(グローバル)スタンダート(KUGS)(抄)
「本学は、各人の立ち位置に課された人類の一員としての自己の使命を国際社会で積極的に果たし、知識基盤社会の中核的なリーダーとなって、常に恐れることなく現場の困難に立ち向かっていける能力・体力・人間力を備えた人材を育成する。」
金沢大学医学部のアドミッションポリシー
医学類は、従来の医学部医学科に相当し、卒業者は医師国家試験の受験資格を与えられ、合格することによって医師としての資格を得ることになります。
そのうえで、医学類では、社会の変化に適応しつつ、多様かつ高度な医療ニーズにこたえ、プロフェッショナルな医師として成長・発展することが期待できる人材を受け入れます。
【求める人材】
明確な目的意識と強い使命感を有し、知識や技能の習得能力、論理的及び論理的な思考力、協調性を有する人材を求めて選抜を行います。
なお、外国人留学生については、医師国家試験が日本語で行われる関係上、相応の日本語能力を求めます。
【選抜の基本方針】
選抜の方法としては面接試験等を行います。医学では幅広い正確な知識とそれに基づいた合理的な思考力が必要とされるため、高等学校等で学ぶ教科全般について高いレベルの基礎的な知識と、単なる知識ではない理解力・思考力を全教科にわたり、偏りなく身に着けておくことが望まれますが、特に理数系科目に重点を置いています。また、自己表現能力、課外活動(ボランティア、部活、生徒会活動等)の経験などを通じて得られた多様な人々と協働して学ぶ態度(協調性)、やり遂げる力(継続力)等を面接試験で評価します。