和歌山県立医科大学 英語 過去問解析
分析表
大問種別 | 解答方式 | 問題内容 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 | 2014 | 2013 |
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読解 | 記号選択式 | 言い換え問題 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
記号選択式 | 下線部解釈 | 〇 | 〇 | |||||
記号選択式 | 空所補充問題 | |||||||
記号選択式 | 主題選択問題 | |||||||
記号選択式 | 段落整序問題 | |||||||
記号選択式 | 内容一致文選択 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
記号選択式 | 内容真偽問題(T/F) | |||||||
記号選択式 | 文整序問題 | |||||||
記号選択式 | 文補充問題 | |||||||
記号選択式 | 用法判別問題 | 〇 | ||||||
記述式 | 言い換え問題 | 〇 | ||||||
記述式 | 下線部和訳 | 〇 | 〇 | |||||
記述式 | 空所補充問題 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
記述式 | 内容説明 | 〇 | 〇 | |||||
文法・語法・語彙 | 記号選択式 | 言い換え問題 | ||||||
記号選択式 | 空所補充問題 | |||||||
記号選択式 | 正誤判別問題 | |||||||
記号選択式 | 適文選択問題 | |||||||
記号選択式 | 発音・アクセント | |||||||
記述式 | 言い換え問題 | |||||||
記述式 | 空所補充問題 | |||||||
記述式 | 正誤判別問題 | |||||||
会話文 | 記号選択式 | 空所補充問題 | ||||||
記号選択式 | 内容一致文選択 | |||||||
記号選択式 | 下線部解釈 | |||||||
記述式 | 空所補充問題 | |||||||
英作文 | 記号選択式 | 語句整序作文 | ||||||
記述式 | 和文英訳 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
記述式 | 自由英作文 |
傾向
100分で大問は3問。記述式と記号選択式の併用。第1問と第2問は長文読解総合問題。第3問は和文英訳問題。2016年度までは内容一致文選択問題など記号選択式の問題が多かったが、2017年度に大半の問題が和文英訳問題や記述式の内容説明問題となって記号選択式問題は語彙の言い換え問題のみとなり、2018年度もその形式が引き継がれた。
読解問題過去出題テーマ(★は医療系テーマ)
「結核について」★
「ある医師の少年時代の思い出」★
「アメリカのトランスジェンダーの人々のトイレの使用に関する政策」
「妻に子どもを誘拐されたあるアメリカ人男性が子どもを取り戻すまで」
「人体冷凍保存の研究について」★
「スポーツで極度の練習をすることが子どもに与えるリスク」★
「日本の学校の学力テストの評価について」
「外見の美しさと賃金の関係について」
対策
2017年度から記述式問題中心となり、2018年度は設問形式が多様化した。今後も形式の変更が予想されるため、どのように変化してもその場で時間配分を組み立てなおす力が必要であり、日ごろからそうした意識を持って読解の練習を行わねばならない。設問の難易度は標準的からやや難で、設問形式もオーソドックスなものばかりだが、記述量が多いため、正確かつ速やかに、そして丁寧に回答を書く練習を心がけよう。出題される英文は医療系とは限らず、自然科学・社会科学・人文学など多岐に渡るため、日ごろから多様なテーマの英文を読み、語彙力と内容理解力を磨こう。
攻略ワンポイント
2018年度は2つの長文読解総合問題のうち、1問が論説文、もう1問が随筆・物語文からの出題であった。論説文の場合は1つのテーマについて言い換えを多用しながら議論が展開するため、一部がわからなくとも他の箇所から推測することができることが多いが、随筆・物語文の場合は時系列に展開する出来事の間に登場人物の心情表現が差し挟まれ、また、全体の中の限られた一部分から登場人物の人間関係や場面を把握しなくてはならないため、状況を把握しづらいことが多く、要求される語彙レベルも一般的に論説文より高くなる実際、ある研究によれば、論説文の内容を理解するには全体の95%以上の語彙を知っておく必要があるが、物語文の場合その数値が98%にまで上がるとされている。日ごろから多様な文体の英文を読み、語彙力と内容理解力を高めておこう。