分析表

傾向

英語・数学・理科1科目の合計3科目で180分。大問は3問。全て記述式。第1問は長文読解総合問題。第2問と第3問は自由英作文。長文読解総合問題では内容説明問題や下線部和訳問題が出題されている。英作文に関しては2016年度までは和文英訳問題だけであったが、2017年度には第1問の長文読解総合問題の中で英文の一部が和訳され、その箇所を英語に直す和文英訳問題が出題され、第2問で「自分の高校（又は中学校）の長所と短所について100語から200語で述べよ」という自由英作文が出題された。2018年度には和文英訳問題が姿を消し、第2問では長文読解総合問題の内容に関連して「地球温暖化が将来の日本に与える影響について自分の考えを120語程度で述べよ」という自由英作文が、第3問では「自分の親友や級友について80語程度で述べよ」という自由英作文が出題された。

読解問題過去出題テーマ（★は医療系テーマ）

「地球温暖化と二酸化炭素の排出」
「騒音公害が海洋生物の生態系に与える悪影響」
「食料供給の重要性」
「ストレスにより欲求が高まる理由」★

対策

3科目合わせて180分で、記述する分量も多いため、他の科目の時間配分も留意して英語に割く時間配分を考えねばならない。英文のテーマは自然科学系を中心に出題されており、読解問題に関連した自由英作文問題が出題されたため、自然科学系の英文を中心に読む練習を行い、語彙力や内容理解力を高める必要がある。なお、2016年度までの和文英訳問題では「運動らしい運動をしない人々」「心臓がとまる」「食事はおいしく食べる方がずっと身体のためになる」「食糧供給の改善」「現代医学の手に負えないさまざまなストレスやコミュニケーション障害」「その騒音によって方向感覚を失い」といった、健康、食生活、運動に関する表現を英訳させるものが多く出題されていた。

攻略ワンポイント

▼2017年度から、ある課題に対する自分の意見を英語で述べるタイプの自由英作文が出題された。高度な専門知識を必要とするものではなく、高校生の常識（もしくは想像）の範囲内で書ける内容である。こうしたテーマ型意見論述問題を攻略するには、優れた解答例を参考にしてその「型」を真似るところから始めると良い。以下の参考書・問題集を活用して「何を、どのように書けばいいのか」を学ぼう。

参考