分析表

読解問題過去出題テーマ（★は医療系テーマ）

「腸内細菌と肥満の関係」★
「人間関係が健康に与える影響について」★
「減量により膝関節の変性が減少する」★
「オバマ大統領の広島訪問に対する原爆犠牲者親族からのコメント」
「不安と体の病気の関係」★
「アルコールがもたらす幸福感」★
「機械化で人間のミスは防げるのか」
「健康は人権の一つである」★
「医師の死に方」★
「認知症の治療」★
「小児自己免疫性溶連菌感染関連性神経精神障害（PANDAS）の症状」★
「第三者の凍結胚による体外受精」★

自由英作文過去出題テーマ（★は医療系テーマ）

「重病の患者に真実を告げるべきかどうか」★
「勉強のストレスとその対処法」★
「外国人の患者に対してどう手助けできるか」★
「医師としての自分の将来像」★

対策

90分という試験時間を考慮すると全体的に問題量が多く、英語での記述量も多いため、時間配分を考慮して速やかに読み解き、解答を作成する必要がある。例年、医療系の英文を中心に出題されているので、日ごろからそうした英文を読み、語彙力や内容理解力を養っておく必要がある。病名などについての高度な専門知識は不要だが、前後関係から内容を推測できるレベルの語彙力は必要である。自由英作文では例年、150語以上で3段落以上から成る英文を書くことが求められており、単に文法的に正しい英文が書けるだけでは規定の語数を満たすことはできず、つながりとまとまりがあり、内容的にも十分なものが書けなくてはならない。医療系のテーマの自由英作文の課題を解いたり、医学生として心がけるべきことなどについて日ごろから考えを英語でまとめたりする練習をしておこう。

攻略ワンポイント

自由英作文については、例年、書き方が以下のように英語で細かく指定されており、それに従って英文を書く必要があるため、過去問題を用いて書式に慣れておくこと。

Your essay should:
　1. be a minimum of 150 words in English,
　（最低150語の英語で）
　2. be written using paragraph form,
　（段落のかたちを使って書かれていること）
　3. have a minimum of three paragraphs,
　（最低3段落で）
　4. have a clear introduction, body and conclusion,
　（明確な導入、本文、結論を有している）
　5. be written on each line but leave a one-line space between each paragraph.
　（各行に書くこと。ただしそれぞれの段落間に1行開ける）

Do not double-space your essay.
（ダブルスペース［1行おき］を使わない）

In your essay, your ideas should be clearly expressed.
（自分の考えを明快に表現する）

段落が3つ以上必要である以上、形式だけでなく内容面においても充実したものを書く必要がある。まずは過去問題をベースに実際に答案を書いて添削を受けること。また、優れた解答例を参考にして、何をどのように書かねばならないのかを知ることも必要である。

参考