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杏林大学 小論文 過去問解析

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過去三年間の出題内容

2018年 一般
「さわらぬ神に祟りなし」ということわざについて、800字程度で論じる。
センター利用1日目
「普通に生きる」ということについて、800字程度で論じる。
センター利用2日目
「伝統を守る」ということについて、800字程度で論じる。
2017年 一般
「人生、思い通りにいかない」ということについてどのように考えるか、800字程度で論じる。
センター利用1日目
「教育」の意義についてどのように考えるか、800字程度で論じる。
センター利用2日目
「働くこと」の意義についてどのように考えるか、800字程度で論じる。
2016年 一般
「褒めて育てる」ということについてどのように考えるか、800字程度で論じる。
センター利用1日目
「社会の秩序や安全を守るために規制を設ける」についてどのように考えるか、800字程度で論じる。
センター利用2日目「素質と環境が子供の成長に及ぼす影響」についてどのように考えるか、800字程度で論じる。

分析

テーマ型での出題である。直近三年間のテーマは、社会的なテーマが中心であるが、過去10年の出題まで範囲を広げて見てみると、医療分野からの出題も多いが、教育・労働・社会秩序など、社会生活と関係した事柄について問われることが多く、その年の際立ったニュースや話題が出題されやすい。2018年は2015年と同様にことわざについての考えを述べるものであったが、2015年は「うそも方便」、2018年は「さわらぬ神に祟りなし」で、いずれも一見論じやすそうで人間性を見やすいものを選んでいるのが特徴的である。医療分野も含めた自分が生活している社会に意識を向けることができているかといった点が見られていると考えられる。「普通に生きる」は「普通」をどう定義するかによって様々な考え方ができる。こうしたテーマや「伝統を守る」といったテーマ、前述したことわざについて書く場合は、基本的に自由に考えたことをまとめればよいが、「作文」にならないように注意する必要がある。2016年と2017年のテーマは社会的なテーマが中心となっており、2018年は若干傾向が変化したと言えるだろう。

杏林大学医学部では、「医学部の教育研究上の目的」として「豊かな人間性の涵養と、医学の発展に対応しうる基礎的及び専門的知識の修得と臨床的技能の修練を通じて、良き医師を養成する」ことを掲げており、教育目的からもコミュニケーション能力を備えた、国内外で活躍できる医師の養成を目指していることがうかがえる。したがって、小論文では受験生がこうした杏林大学医学部の目指す医師像にかなう人物であるかを見ようとしていると考えられる。常に広い見識を持つことができているか、自分が生活している社会と積極的に関わろうとしているか、向上心があるか、また、どのような人生観や価値観を持っているかなど、様々な面から受験生を見ることで、バランスのとれた医師としての素質を見ているとも言えるだろう。

対策

社会に対して関心を持ち、新聞やニュースには目を通しておくことが必要である。時間がない場合は、重大ニュースをまとめた書籍や時事ニュース一覧などを定期的に確認するということでもよいだろう。ニュースに目を通すことで、今自分が生活している社会で生じている問題は何か、どのようなことが話題になっているのかを押さえながら、それらの問題や話題が自分とどう関係しているのか、自分にどのような影響を及ぼすのかについて考えるようにする。当事者意識を持ってニュースを読むようにしよう。

また、将来医師になったとき、社会に対して関心を持つことが医療とどう関わり、どう役立つのかを考えるようにするとよい。

ここ数年のテーマはいずれも実生活と近いテーマが中心で、非常に論じやすそうに感じられるものが多い。しかし、こうしたテーマの場合は、単なる感情論で終わってしまいやすいという落とし穴があるので、注意が必要である。また、ことわざに対する考えを述べるという出題は高校入試でもあるため、安易に考える受験生や反対に難しく考えすぎてしまう受験生がいる。あくまでも医学部の小論文であることを意識して取り組もう。そのためには、物事を様々な視点から捉え、ある視点から見た考えについての反対意見とその根拠を考えるといったことを行って、客観的な視点を鍛えるようにしよう。 文章を書くにあたっては、序論・本論・結論という基本の流れを意識し、構成を組み立てることからはじめる。800字という字数であるので、論理破綻をきたすことがないように、まずはしっかりとした構成メモを作成できるようにすることが重要である。そして、構成メモにしたがって、論理矛盾が生じないように文章を作り上げる練習を繰り返そう。小論文に苦手意識があるなら、同じテーマ型で500字の関西医科大学の過去問で練習してもよいだろう。慣れてきたら、同じテーマ型で字数も同じ800字で出題されている久留米大学の過去問にあたるのもよい。

また、2011年には新聞記事が課題文として提示されたことも踏まえ、余裕があるなら課題文型の対策も行うとよい。

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