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川崎医科大学 英語 過去問解析

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分析表

大問種別 解答方式 問題内容 2018 2017 2016 2015 2014 2013
読解 記号選択式 言い換え      
記号選択式 下線部解釈        
記号選択式 空所補充
記号選択式 主題選択            
記号選択式 段落整序          
記号選択式 内容一致
記号選択式 内容真偽(T/F)            
記号選択式 文整序            
記号選択式 文補充        
記号選択式 用法判別        
記述式 言い換え            
記述式 下線部和訳            
記述式 空所補充            
記述式 内容説明            
文法・語法・語彙 記号選択式 言い換え            
記号選択式 空所補充
記号選択式 正誤判別            
記号選択式 適文選択            
記号選択式 発音・アクセント            
記述式 言い換え            
記述式 空所補充            
記述式 正誤判別            
会話文 記号選択式 空所補充            
記号選択式 内容一致            
記号選択式 下線部解釈            
記述式 空所補充            
英作文 記号選択式 語句整序作文
記述式 和文英訳            
記述式 自由英作文            

傾向

80分で大問が4問。全てマークシート式。Ⅰは短文空所補充問題。Ⅱは語句整序作文。Ⅲは長文中に与えられた段落を適切な順番で入れる段落整序問題。Ⅳは長文読解総合問題。2017年度までⅢは長文中の空所に語句を選択して入れる問題であったが、2018年度は6つの段落からなる長文のうち3つの段落を適切な箇所に入れる問題に変更された。Ⅳの長文読解総合問題では内容一致文選択問題が例年出題され、年度によって下線部の内容の説明を選ばせる問題も出題されている。

読解問題過去出題テーマ(★は医療系テーマ)

「肉食の悪影響と菜食主義の利点」★
「携帯電話の画面ばかり見ている現代人への苦言」
「携帯電話が子どもに与える影響」
「アクティブラーニングについて」
「アメリカの医療費の高さ」★
「菜食主義者になることの利点」★
「ジョン・ハルにとって失明がもたらしたもの」
「家庭の食卓で起きることについての分析」
「意志力の低下と意思決定」

対策

全体として標準的な難易度の問題で、形式としてもオーソドックスなものばかりなので、文法・語法については分野別に万遍なく学習し、語彙についても市販の単語集を1冊仕上げた上で多様なテーマの英文を数多く読みながら習得すれば良い。長文読解総合問題では設問が段落の順番通りに並んでいるので、最後までまとめて読んでからまとめて解くのではなく、第1段落を読んで解答できる問題を解き、次の段落を読んで解ける問題を解く、というように〈読み→解き→読み→解き…〉というサイクルを保てるように練習しよう。内容一致文選択問題に解答する際は「なぜその選択肢が正しく、他が誤りなのか」が説明できるようになること。文と文、段落と段落、文章全体の構成を問う問題が年々増加しており、Ⅲのような段落整序問題は今後も出題され続ける可能性があるため、文章の「つながり」や「まとまり」を意識して英文を読む習慣も身に着けよう。

攻略ワンポイント

語句整序作文はセンター試験より語数は多いものの問われていることはセンター試験とほぼ変わらないので、確実に得点しよう。語句整序作文では動詞(および準動詞)を中心に文を構成し、その動詞の語法に従って名詞や形容詞を配置するのがオーソドックスな方法である。

〈例題〉[ ]の語句を並べかえて英文を完成する際に、(①)~(②)に入れるべき最も適切なものをa~eの中から1つずつ選びなさい。

(1) Babies who had any amount of sugar-sweetened beverages were (   ) (   ) (   ) (   ) (   ) ( ① ) (   ) (   ) at age 6.
[ a day / drink / likely / more / once / them / to / two times ]

ⓐ a day  ⓑ drink  ⓒ likely  ⓓ to  ⓔ them

(2) NASA researchers say the data (   ) (   ) ( ② ) (   ) (   ) (   ) the physics of stars at large.
[ collect / could / into / insight / provide / they ]

ⓐ collect ⓑ could ⓒ insight ⓓ provide ⓔ they

(2018年度川崎医科大学医学部第2問より)

〈解答〉
(1) ⓔ them:two times more likely to drink them once a day
(2)ⓑ could:they collect could provide insight into

〈解説〉
(1) wereに続くかたちを考える。選択肢にはlikelyという形容詞があり、〈be likely to do=…する傾向がある〉を使うことができるので、likely to drink themを軸にする。moreは比較級だが、two timesという倍数表現があるので、two times more likely to drink themとする。最後にonce a day(1日に1度)をつければ完成。
(2) sayの後に接続詞のthatが省略されていると考える。よって、the dataを主語とする述語動詞を考える。選択肢には述語動詞になるものが2つ(collect、provide)あり、助動詞が1つ(could)ある。dataは単数形の名詞なので、どちらの動詞にしてもそのままつなげることができないため、the data could [collect/provide]となり、ここで使われなかった動詞とtheyが主語・述語の関係になる。theyはNASA researchersを指していることと、データは集め「られる」側であると考えられることからthe data could provideとthey collectという主語・述語の関係を決定する。insightは〈insight into A=Aに対する洞察〉という用法があるので、空所の後のthe physicsの直前に置く。次に、the dataのtheに注目する。初めて登場する情報にtheがついている場合、基本的には常識的にどのことなのか理解ができているか、後から「限定」されていることを予告しているかのいずれかであることが多い。ここでは前者とは言えないので、the dataにthey collectという関係代名詞が省略された〈S+V〉のかたまりが後からかかっていると考える。

参考

▼過去問題

▼語句整序作文問題対策

▼長文読解マーク式内容一致問題対策

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