分析表

傾向

60分で大問は4問。全てマークシート式。第1問は短文空所補充問題。第2問から第4問は長文読解総合問題。2017年度は大問が5問で第2問では正誤判別問題が出題されていたが、2018年度は正誤判別問題が姿を消し、大問も1問減った。長文読解総合問題では、空所補充問題、指示語の言い換え問題、語句の言い換え問題、文補充問題、内容一致文選択問題、語句整序作文、アクセント問題などが出題されている。また、過去には本文の内容に合致するグラフを選ばせる問題や、下線部分の主節の述語動詞を選ばせる構文把握の問題も出題されている。

読解問題過去出題テーマ（★は医療系テーマ）

「人はなぜ異なる行動をとるのか」
「大学を卒業する学生たちが将来に対して持つ目標について」
「イギリスの科学者が制作したあるロボット」
「適切な運動の量はどれくらいなのか」★
「人間の体」★
「人はどのような知識を必要とするのか」
「バイオテクノロジーの発達」★
「商品開発と『ニーズ検索』」
「批判的思考を行うために」
「化学が果たす役割」
「若者が安全に車を運転するために」
「運動と加齢」★

対策

設問そのものはいずれも標準的で、形式としてもオーソドックスなものばかりであるが、60分で長文読解総合問題が3問あり、かつ、小問の形式もバラエティに富んでいるので、読むことと解くことをうまく並行して行う必要がある。過去問題を活用して時間配分を考えながら解く練習をしよう。英文のテーマは医療系に限らず、自然科学系を中心に様々な分野から出題されているので、自然科学系の英文を中心に、どのようなテーマの英文が出されても理解できるように内容理解力を養おう。

攻略ワンポイント

▼制限時間が短いので、前半の文法・語法・語彙問題で時間をロスしないように気をつけること。正確さこそ速さにつながる。まずは分野別に体系的に学習して頭の中に「引き出し」を作り、問題をみた瞬間にどの「引き出し」から知識を取り出して活用するかを考えながら解こう。

〈例題〉空所に入れるのに最も適切なものを1つ選べ。
President Johnson told the faculty members that the agreement between the two universities ( ) as of September 1, last fall.

1. have taken place　　2. enabled　　3. were reached　　4. were efficient　　5. became effective

〈正解〉5

〈解説〉that以下の主語はthe agreementという単数形の名詞なので、1、3、4は不可。enableは他動詞なので目的語が必要になる。この問題は意味を考える前にまず、主語と述語動詞の対応を正しく見抜けているかどうかが問われていることに注意。

参考