分析表

傾向

70分で大問は4問。全てマークシート式。第1問は長文読解総合問題が2問。第2問は会話長文総合問題、文整序問題、文補充問題。第3問は語句整序作文。第4問は短文空所補充問題。例年、文補充問題や文整序問題など、「文と文のつながり」を問う問題が多く出題されていることが特徴である。

読解問題過去出題テーマ（★は医療系テーマ）

「フラミンゴの片足立ちの秘密」
「動物性脂肪と植物性脂肪が体に与える影響の研究」★
「植物の遺伝子の『ハッキング』」
「教育的なおもちゃ」
「カラスの知能」
「不確実なことに対処する際のストレスの役割」★
「普遍文法という説明の限界」
「becauseという言葉を使うこと」
「絵画に描かれた夕焼けから大気汚染の状況を判断すること」
「愛について学ぶべきである」
「現代の日本における若い社会人が直面する問題」
「人間とコンピュータの違い」

対策

設問そのものはいずれも標準～やや難しい問題で、形式としてもオーソドックスなものが中心だが、試験時間に比べて読み解かねばならない英文や問題の分量が多いため、迷わずに速断して解答する必要がある。出題されている英文は自然科学・社会科学・人文学の幅広い分野から出されているため、どのようなテーマが出題されても内容を速やかに判断できる力を養わねばならない。また、文と文のつながりを問う問題が多く出題されていることから、文と文のつながりを意識して読む練習を心がけよう。

攻略ワンポイント

文と文のつながりを問う問題、特に文整序問題では、①テーマ／キーワード、②指示語と言い換え、③情報の流れ（旧情報と新情報）、④論理展開に注意し、一気に解くのではなく、まずは選択肢同士でつながるところから少しずつ解いていくのが効率的である。また、選択肢だけでなく前後にある表現との整合性にも注意すること。

参考