高校これでわかる数学 I+A/II+B/III
- 出版社
- 文英堂
- 種類
- 参考書・教科書調
- 著者
- 文英堂編集部
- 難易度
- 教科書例題~教科書章末問題
書評
教科書レベルを丁寧に解説した参考書。導入も丁寧で、そもそも数列とは何か、というようなところから書かれている。高校の授業の補助教材、あるいは数学の授業を受けていない人、高校2年生の春ごろまでの人で、授業に取り残されてしまったような人が使うのによい。高校数学の導入書として適している。ただし、問題演習は、別冊解答が薄いこともあり、不便を感じるかもしれない。
同シリーズの問題集、「高校これでわかる問題集数学」や、「基礎問題精講」を平行して学習すると、入試の基本問題程度までカバーできる。時間のある人は「白チャート」あるいは「黄色チャート」の補助教材として使ってもいいだろう。
数学IA・IIB・IIIと3冊で構成されているので、全て終えるのには時間がかかり、かつ、達成レベルが教科書完成であることを考えると、導入する時期には気を付けた方が良い。