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新・理系の化学問題100選(新装版)

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出版社
駿台文庫
種類
問題集・教科書調
著者
石川正明
難易度
入試標準+α~入試発展:100問

書評

非常に完成度の高い本で、100問の中に大学入学試験で必要となるすべての知識を網羅している。理系標準問題集や、重要問題集を何度か繰り返したようなレベルの人が取り組むのに適している。

管理人は、以前、偏差値50レベルの学生を本書を使って指導したことがある。結局、東工大に入学したが、この学生はもともと非常に論理力があり、探究心旺盛だった事、ほぼすべての問題を管理人が解説したこと、適切な講義集をあて、必要な知識を補充したことなどが成功の要因だった。独学で取り組むとなると、偏差値60以上の実力がない場合、解説すら読みこなせずに終わることになり、他の教科に悪影響を及ぼす可能性が高いので、手を出さない方が無難だろう。

ただし、問題の質は非常に高く、管理人も解説していて楽しかった覚えがある。本書の筆者も書いているが、本書の知識だけであらゆる入試問題に対応することが可能だろう。ヘンダーソンハッセルバルヒの式や、ミカエリスメンテンの式などは載っていないが、まぁ、正直このあたりは出題がごくまれなので・・。

とにかく、この本を使うのは。学校で化学が良くできる。と言われる、自称でない成績優秀者に限られる。問題数も少ないため、この本をメインに据えた場合、幅が狭くなることは覚悟する必要がある。逆に言えば、ある程度問題を幅広くやってきた人以外はやらない方がよい。

目次

  • 第1章:化学の基本(2問)
  • 第2章:原子の構造と化学結合(2問)
  • 第3章:化学結合と物質の構造(5問)
  • 第4章:物質の状態(13問)
  • 第5章:基本的な化学反応(5問)
  • 第6章:無機反応の整理(6問)
  • 第7章:化学反応の理論(15問)
  • 第8章:電気化学(5問)
  • 第9章:元素別各論(10問)
  • 第10章:有機化学(16問)
  • 第11章:天然有機物、合成高分子(14問)
  • 第12章:実験操作法(7問)
  • 第13章:追加問題・後期・論述対策(11問)
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