デブレツェン大学 日本人コーディネーターへの取材①
2016年7月12日
- Que:
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初めまして、このインタビューはデブレツェン大学とデブレツェンの街を、日本の高校生や保護者、あるいは予備校や高校の先生方に紹介することを目的としています。
インタビューは二回に分けたいと思います。今回は、デブレツェンでの学生生活を中心にお話を聞かせてください。
さて、まず、デブレツェンの街なのですが、人口20万人と、やや小さめの街のようですが、どのような産業が盛んなのでしょうか。 - Ans:
- デブレツェンは人口20万人と小さな都市で、そのうち約3万人が学生の学園都市です。盛んな産業といいますか、製薬会社やIT企業、国内外の通信企業があり、大学以外では大きな就業先となっています。
- Que:
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ハンガリーというと、平原があり、大きな川が流れているというイメージなのですが、昔から農業や牧畜が盛んで、東欧の穀倉地帯だったようですね。そうしたことから、料理の文化が比較的発達しているのではないかと思いますが、日本ではハンガリー料理についてほとんど情報がありません。
ハンガリーの料理について、簡単に説明していただけますか。 - Ans:
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ハンガリー料理はパプリカを香辛料として利用したり、付け合わせにサワークリームを使用したりと日本ではあまり使用されない食材が利用されています。食事は肉料理が多く、ボリュームが多いのも特徴です。大きなスーパーに行くと大きなショーケースで、ピクルス、チーズ、肉のラードなどが売られており、日本とは異なった食文化を感じられます。
珍しい料理としては、フルーツスープがあげられます。夏期に食べる冷静スープで、最も一般的なものはサクランボから作られています。このスープは食前に食べますが、とても甘くてまるでデザートのようです。
- Que:
- ありがとうございます。日本人留学生も、やはり、ハンガリー料理を食べる機会が多いのでしょうか。
- Ans:
- 最も身近な食事がハンガリー料理です。
- Que:
- 英語での医学学習ということで、勉強はかなりハードのように思います。ですから、自炊する時間など内容に思うのですが、留学している皆さんは、食事はどのようにされていますか。
- Ans:
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毎日ハンガリー料理やファーストフードでは飽きてしまうので、自炊をしている学生は多いです。授業の合間にすぐに食べれるように、おにぎりを持参している学生もいます。日本食や韓国料理等のレストランもあるので、そのような場所に出かけている学生も多いです。
テスト週間になり、かなり忙しくなると、デリバリーを利用する学生が増えます。デブレツェンの多くのレストランではデリバリーをしてくれますので、とても便利です。
- Que:
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ありがとうございます。ところで、大学生活ですが、日本では学生食堂や大学生協があり、安価でボリュームの多い食事をすることができます。
デブレツェン大学も、そうした学生食堂は充実していますか。 - Ans:
- はい。学生寮に一番近い食堂では、ボリュームも多く、安価なハンガリー料理を食べることができます。大学と大学病院、寮が併設されているため、学生だけでなく、医療従事者や患者さんも利用されています。
- Que:
- 大学の部活やサークル活動などは盛んでしょうか。また、部活をしていない日本の大学生はコンパなどを盛んにしたりすることもあります。デブレツェン大学では日本以外の国からの留学生やハンガリー人の学生が数多く在籍していますが、そうした他の国の学生と飲み会をしたり、あるいは遊びに行ったりする機会は多いのでしょうか。
- Ans:
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日本と比べるとサークル活動は盛んではありませんが、サッカーやラグビー、テニスなどを定期的に行っている学生もいます。ハンガリー人の学生のチームに参加したり、外国人学生チームを作ったりそれぞれです。
クラスメイトは多国籍ですので、親しくなる機会は多いです。夏休み等の長期休暇を利用し、クラスメイトの母国に遊びにいく学生もいます。
- Que:
- 日本の大学生はアルバイトをすることが多いのですが、デブレツェンに留学している日本人学生はアルバイトをしていますか。
- Ans:
- アルバイトはしていません。学期の途中にいくつもテストがありますし、とても忙しく過ごしていますので、バイトをする時間はないかと思います。
- Que:
- ありがとうございました。