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合格体験記 名古屋大学医学部医学科 伊藤悠祐君③

 第3章は実際に使った参考書も含めてアウトラインを示そうと思う。まず念頭においてもらいたいことは復習や苦手分野のおおよそのカバーができるのは夏休みまでだということだ。夏休みが過ぎたら普段の学校のテストの加えて模試が多く入る。また体育祭、文化祭といった愛校祭の準備もあってあっという間に冬になる。したがって二次試験の対策ができるのも年内なら12月上旬までである。なので3年生になるまでは各教科の基礎を固めておき、古典単語、英単語、文法はやり始めるのに早いに越したことはない。社会も含めて是非早い対策を取ってほしい。

 勉強について心に留めてもらいたいので短いが段落を設けさせてもらった。嫌いな教科はあまりやらず好きな教科に時間を費やす人を多く見てきた。当然だ、自分からわざわざ嫌いなものやろうとは思わない、がこれではいつまでたっても出来るようにはならない。ほんの少しでいい、10分でも5分でも毎日すべての教科を一通り学習してもらいたい。文系教科はやらなければすぐに忘れてしまうので少しでもやることでほぼ100%を保つようにすべきだと考えている。

 一年間のアウトラインを示す。ここでは高校生に沿って書いているが浪人生でもこれは同じかと思う。3年になってからはセンター試験の過去問を解いて実際の問題形式や時間配分について考え、作戦を立てる。6月半ばまでセンター試験の勉強をしているとセンター試験が容易ではないと感じるだろう。時間との戦いや知識の足りなさを知った上でそこから二次試験対策に移行する。当然どの教科も難易度は数段上がっているが構わない。ここで大切なのは自分で答えを作るという作業だ。英語なら英作文や文章読解の記述、数学なら一から書いていくことを学んでもらいたい。この時点でちゃんと答えが作ることができている人はかなり賢いのでその調子で続けてもらえればよい。そして夏休みに入って自分に足りていない分野を補強する、いわば自分の穴を埋めることに費やすのがよい。夏休みが終わればまた二次試験対策に移るが、相変わらず二次試験は難しい(笑)。12月に入ったら再びセンター試験の勉強に戻る、すると以前より簡単に思えるはずだ。すでに答えのテンプレートができていて、その意図通りに解いていけばよいのだから。12月上旬には完全にセンター試験のみの勉強を開始して体に染みつけることでセンター突破を図る。冬休みに入る前ぐらいからリスニング教材を聞き英語が聞き取れるようにしたい。詳しくは後述する。

 

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