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兵庫医科大学の紹介

③ 兵庫医科大学の特徴(2)高い研究結果

兵庫医科大学の特徴として、高い研究成果を挙げることができます。特にクローン病のような自己免疫疾患、がん、神経再生、環境予防医学に強みを持っています。

代表的な研究とその成果を列挙してみます。

  1. 自己免疫疾患:アレルギーやクローン病のような自己免疫疾患に関する研究が盛んで、免疫学の論文数は全国第二位で、炎症性腸疾患症例は全国第一位です。
  2. がん:日本で初の中皮腫(中皮:肺を包んでいる膜)の臨床試験を行うなど、世界最先端の研究を行っています。その結果、数パーセントだった中皮腫の三年生存率を30%半ばまで向上させることに成功しました。
  3. 神経再生:脳卒中によって破壊された脳細胞を再生する研究を行っています。すでに脳神経の幹細胞の作成・論文発表が終わっており、今後、臨床レベルでの応用が期待されています。
  4. 環境予防医学:日本では、生活習慣病で約6割の人がなくなっており、その半数が脳心血管系疾患でなくなっている。環境予防医学では、生活習慣と動脈硬化の関連を探求しています。

このような研究結果の積み上げにより、兵庫医科大学は科学研究費補助金の総額が件数が144件と非常に多く、潤沢な研究資金を背景に、高いレベルの医学研究を行っています。

※科学研究費補助金についてはこちら>>

④ 兵庫医科大学の特徴(3)研究医養成コース

兵庫医科大学では、更に高いレベルの研究を行うために、低学年から医学研究に関わることができるカリキュラムを実施しています。

具体的には、2年生全員を基礎研究系講座に4週間配属し、研究医との交流や研究の現場を体験させて医学研究の重要性を研究医から学ばせます。

これに加えて、2015年度より新たに研究医コースが新設されます。これは2年次までの成績が優秀でかつ研究に興味のある学生を3年次に選抜して「研究医プレコース」で1年間研究室に配属し、4年次にその中から4名を再度選抜するもので、在学中に全員が半年~1年間の留学を目指す(費用の半分を大学が負担する)など、充実した教育プランを用意して研究者として育成するというものです。

このコースでは3年次のプレコースに選抜された時点で年間150万円の奨学金が貸与されるなど、資金面でのバックアップもあり、学生はアルバイト等に時間を取られることなく研究医としての学習に時間を掛けることができます。

カリキュラム表

研究医コースについてはこちら

⑤ 兵庫医科大学のこれから:新教育研究棟の建設

兵庫医科大学は開学以来40年以上の歴史を西宮で刻み、大学として優秀な医師を輩出するだけではなく、病院としても地域住民の健康を守り続けてきました。

そして平成25年4月、病院機能・教育機能の一層の充実を目指す西宮キャンパスグランドデザインに基づき、急性医療総合センターを開設しました。

これにより、特定機能病院・災害拠点病院としての機能がさらに高度なものになったことに加え、学生の臨床研修の場が一層充実しました。

更に、教育研究施設を充実させた新教育研究棟のオープンが平成29年4月に予定されています。

新教育研究棟は、情報通信機能の完備された講義室・実習室、医学医療情報室・教育図書室・視聴覚資料室・自習室などを備えた図書館とラーニングスクエア、各種研究・実験施設、学生ラウンジ、カフェテリア、書店、売店等が設置される計画で、今まで以上に効率よく快適な学習環境が提供できるように設計されています。

また、卒業生間の情報交換の場となり、兵庫医科大学の歴史と伝統を伝えるアーカイブの設置も予定されています。

兵庫医科大学新教育研究棟(仮称)イメージ図
兵庫医科大学新教育研究棟(仮称)イメージ図

 

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