頻出レベル理系 数学 I・A,II・B,III
頻出レベル文系 理系 数学 I・A,II・B
書名 | 頻出レベル理系 数学 I・A,II・B,III 頻出レベル文系 理系 数学 I・A,II・B |
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出版社 | マセマ出版 |
種類 | 問題集・講義調 |
著者 | 馬場敬之・高杉豊・久池井茂 |
難易度 | 理系:入試基本問題~入試標準問題+α 文系:入試基本問題~入試標準問題 |
書評 |
入試の基本問題から標準問題よりややむずかしい程度までの問題のうち、さまざまな学校で過去に良く出題されており、演習効果の高い問題について、単元ごとに解説した本。 一部の難関校を目指すわけでないなら、このレベルがきちんとできれば、十分合格点を取ることができる。 講義集のため問題数が1冊70問程度と少なく全体を網羅出来ていない、類問がなく、問題演習の量が不足しているといった欠点がある。なので、理系だけではなく、文理系と2冊セットで考えた方が良い。約140問である程度ポイントが網羅できる。 さらに、この本をマスターした後は「大学入試攻略数学問題集」や「厳選!大学入試攻略問題集理系262」などを使って演習を積むとよい。また、最近ではマセマのHPに補充問題が有料公開されているので、それを利用するのもよいだろう。 本書を含め、このレベルの講義集や解説の詳しい問題集を使って演習するときに気を付けなくてはいけないのは、絶対にすぐに解説を見てはいけないという事だ。自分の知っているすべての知識を使って問題に取り組み、これ以上考えられないというところまで考えてから解説を見なくてはいけない。解説が詳しいため、自分で解く力が身につかないからだ。 このレベルの問題に取り組むときは、インプットではなくてアウトプットを重視しなくてはいけない。 |