国際医療福祉大学 英語 過去問解析
分析表
大問種別 | 解答方式 | 問題内容 | 2018 | 2017 |
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読解 | 記号選択式 | 言い換え問題 | 〇 | 〇 |
記号選択式 | 下線部解釈 | 〇 | 〇 | |
記号選択式 | 空所補充問題 | 〇 | 〇 | |
記号選択式 | 主題選択問題 | |||
記号選択式 | 段落整序問題 | |||
記号選択式 | 内容一致文選択 | 〇 | 〇 | |
記号選択式 | 内容真偽問題(T/F) | |||
記号選択式 | 文整序問題 | 〇 | 〇 | |
記号選択式 | 文補充問題 | 〇 | 〇 | |
記号選択式 | 用法判別問題 | |||
記述式 | 言い換え問題 | |||
記述式 | 下線部和訳 | |||
記述式 | 空所補充問題 | |||
記述式 | 内容説明 | |||
文法・語法・語彙 | 記号選択式 | 言い換え問題 | ||
記号選択式 | 空所補充問題 | 〇 | 〇 | |
記号選択式 | 正誤判別問題 | 〇 | ||
記号選択式 | 適文選択問題 | |||
記号選択式 | 発音・アクセント | |||
記述式 | 言い換え問題 | |||
記述式 | 空所補充問題 | |||
記述式 | 正誤判別問題 | |||
会話文 | 記号選択式 | 空所補充問題 | ||
記号選択式 | 内容一致文選択 | |||
記号選択式 | 下線部解釈 | |||
記述式 | 空所補充問題 | |||
英作文 | 記号選択式 | 語句整序作文 | 〇 | 〇 |
記述式 | 和文英訳 | |||
記述式 | 自由英作文 |
傾向
80分で大問は6問。全てマークシート式。第1問は短文空所補充問題。第2問は語句整序作文。第3問は長文中の表現についての正誤判別問題、第4問から第6問は長文読解総合問題。長文読解総合問題では、文補充問題、段落補充問題、言い換え問題、内容一致文選択問題、文整序問題、下線部解釈問題、空所補充問題が出題されている。
読解問題過去出題テーマ(★は医療系テーマ)
「医療制度の分類」★
「卵の殻を再利用した新たな包装材の開発」
「深呼吸が体に与える影響」★
「フロリダのエバーグレーズ国立公園の生態系回復に向けて」
「北カリフォルニアのセコイアの森」
「記憶の仕組みに関する研究」★
「DNAから読み取るヒトの進化」
対策
設問そのものはいずれも標準~やや難しい問題で、形式としてもオーソドックスなものばかりであるが、試験時間に比べて問題の分量がかなり多いため、迷わずに次々に正確に読み解く力が求められる。出題されている英文は医療・生物学・生態学など自然科学系のテーマを中心に多岐に渡っている。設問では文補充問題、段落補充問題、文整序問題といった「つながり」を問うものが多く出されており、文章としてのまとまりや、文と文・段落と段落のつながりを意識して読む練習をする必要がある。空所補充問題や語句整序作文は標準的な問題が大半を占めるため、速やかに解答し、確実に得点したい。また、2017年度には語句整序作文が10問出題されたが2018年度は5問に減少し、その代わりに正誤判別問題が出題された。出題形式の変更は今後もありうるため、どのような形式で出題されてもいいように準備しておくこと。
攻略ワンポイント
▼前半の文法問題で時間を無駄遣いしないように即断即決しながら解答する必要がある。そのためには「正確さ」が大切で、特に語句整序作文はセンター試験に比べて選択肢が多いため、そこで時間をロスしないように日ごろから文法・語法・語彙に関する正しい知識を蓄積しておこう。
▼本学の語句整序作文には必ず何らかの文法・語法に関するポイントが含まれている。また、1問の中で複数のポイントが含まれていることがあるため、日本文を参考にしながら選択肢を少しずつつげていくこと。語句整序作文ではまず、動詞及び準動詞を中心に語法に注意しながら組み立て、次に名詞の役割と形容詞の役割を考えるのが鉄則である。
〈例題〉次の日本文の意味に合うように与えられた語句を並べ替えよ。なお、不要な語(句)が1つ含まれている。
現代人は、今日私たちが享受している便利な通信手段のない世界で生活することがどのようなものだったのか、実感するのは難しいだろう。
Modern people may have ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) without the convenient communication tools that we enjoy today.
① what ② a world ③ was
④ it ⑤ realized ⑥ difficulty
⑦ to live ⑧ like ⑨ in
⑩ realizing
(2018年度国際医療福祉大学医学部第2問より)
〈解答〉⑥⑩①④③⑧⑦⑨②(不要なもの=⑤)
Modern people may have (difficulty) (realizing) (what) (it) (was) (like) (to live) (in) (a world) without the convenient communication tools that we enjoy today.
〈解説〉〈have difficulty (in) doing=…するのに苦労する〉を用いる。よってhave difficulty realizingとなる。また、「Sがどのようなものだったのか」は〈what S is like〉の形を使う。ここではSに形式主語のitを置き、真主語のto liveをlikeの後に置く。よってwhat it was like to live in a worldとなる。