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Vol.22 2015年度 北陸・甲信越地方 国立大学医学部&東大・京大進学者数ランキング

2015年度 北陸・甲信越地方 国公立大学医学部合格者数ランキング

北陸・甲信越地方は、北海道・東北地方と同様に公立高校が私立高校を圧倒していますが、合格率の面で1位をキープしている国立高校の金沢大学附属高校は6年一貫教育で定員が少なく(藤島高校340名に対して金沢大学附属は126名)私立一貫校とほぼ変わらない教育をしています。金沢大学附属高校は小規模なため、合格者数1位は福井県立藤島高校、2位は新潟高校に譲っていますが、合格率はこの地方で最も高い数字を出しています。

順位学校名地域私立
公立
2011
年度
2012
年度
2013
年度
2014
年度
2015
年度
1藤島福井公立2332292836
2新潟新潟公立3845485331
3金沢大附属石川公立2928281830
4富山中部富山公立1816221828
5松本深志長野公立2533192425
6金沢泉丘石川公立2118182420
7県立長野長野公立2217918
7高岡富山公立1415211916
8長岡新潟公立156416
9甲府南山梨公立1011151613
10富山富山公立64510
11片山学園富山私立771279
12駿台甲府山梨私立88

2015年度 国公立大学医学部合格者数割合ランキング

今年は新潟高校の失速により、藤島高校が1位で36名、新潟高校はその次、金沢大学附属高校は3位に入っています。私立は片山学園と駿台甲府高校が11位・12位に入っただけで、それ以外の私立高校は結果を出せず、この地域の公立高校の強さが分かります。

これは全国的に珍しい傾向で、北海道・東北地方と北陸・甲信越地方以外は医学部・東大京大合格者数は6年一貫教育の私立高校の方が公立高校に比べてずっと多くなる傾向があります。と言うのも、6年一貫教育では、中学生のうちから受験を目指した指導をするため、教科書レベルの内容を終わらせる時期が早く、受験対策に掛けられる時間が、公立高校より長くなるためです。

この地域に住んでいる人には、6年一貫校が大学受験に強い、という朝日新聞やサンデー毎日などの記事を読んでも今ひとつピンと来ないでしょうね。

順位学校名地域私立
公立
2015年
卒業生数
2014年度
国公立大学医学部
合格者割合
2015年度
国公立大学医学部
合格者割合
1金沢大附属石川公立12614.0%23.8%
2藤島福井公立3408.3%10.6%
3富山中部富山公立2746.5%10.2%
4新潟新潟公立34514.9%9.0%
5片山学園富山私立1058.2%8.6%
6松本深志長野公立3167.4%7.9%
7県立長野長野公立2966.1%
8高岡富山公立2786.8%5.8%
9金沢泉丘石川公立3895.0%5.1%
10長岡新潟公立3185.0%

※合格者割合は文系を含めた全校生徒数に対する割合です。特進クラスや選抜クラスのような特定のクラスを考えた場合は必ずしもこの順位通りにはなりません。そうしたクラスについては、学校説明会、あるいは地元の進学塾などにお問い合わせください。

2015年度 国公立大学医学部+東大・京大理系合格者数ランキング

国公立医学部合格者数割合は、学生数が少ない金沢大学附属と片山学園が順位を上げて、1位に金沢大学附属、5位に片山学園という順になりました。片山学園は医学部入試に力を入れている私立高校で今年は、105名中9名を国公立大学医学部に送り出しています。

国公立医学部+東大・京大理系合格者数ランキングでは、2位に富山中部がランクインしました。富山中部は国公立大学医学部合格者数では4位であり、19名を東大・京大に合格させています。また、金沢泉丘も今年は東大・京大合格者数が好調で、去年の39人から46人へと伸ばしました。

順位学校名地域私立
公立
2014年
国公立大学医学部
+東大・京大理系
合格者数
2015年
国公立大学医学部
+東大・京大理系
合格者数
1藤島福井公立4052
2富山中部富山公立3347
3金沢泉丘石川公立3946
4新潟新潟公立6539
5金沢大附属石川公立2637
6松本深志長野公立2930
7高岡富山公立3027
8県立長野長野公立25
9甲府南山梨公立2020
10長岡新潟公立17

2015年度 国公立大学医学部+東大・京大理系合格者数割合ランキング

さて、最後に国公立大学医学部+東大・京大合格者数割合のランキングを見ると、下表のようになります。やはり小規模ながら健闘してるのが金沢大附属と片山学園で、それぞれ29.4%と12.4%という割合を出しており、6年一貫教育校としての強さを発揮しました。金沢大学付属は国公立大学医学部合格者数が不調だった去年から回復。合格割合も10ポイント近く伸びて29.4%と、30%台目前に迫っています。

他にも、6位の新潟高校に至るまで、各高校とも卒業生数の10%以上が国公立医学部医学科あるいは東大・京大に合格しています。地元志向が高い地方であることを加味すると、この数値はかなり高いと言え、これらの高校の優秀さが分かります。

順位学校名地域私立
公立
2014年度
国公立大学医学部
+東大京大理系
合格者割合
2015年度
国公立大学医学部
+東大京大理系
合格者割合
1金沢大附属石川公立20.2%29.4%
2富山中部富山公立11.9%17.2%
3藤島福井公立11.8%15.3%
4片山学園富山私立12.9%12.4%
5金沢泉丘石川公立8.1%11.8%
6新潟新潟公立18.3%11.3%
7高岡富山公立10.7%9.7%
8松本深志長野公立8.9%9.5%
9県立長野長野公立8.4%
10甲府南山梨公立7.2%7.3%

※合格者割合は文系を含めた全校生徒数に対する割合です。特進クラスや選抜クラスのような特定のクラスを考えた場合は必ずしもこの順位通りにはなりません。そうしたクラスについては、学校説明会、あるいは地元の進学塾などにお問い合わせください。

 

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